カメラと写真映像の情報発信イベント、それが「CP+」である。ドイツの「フォトキナ」やアメリカの「PAM」と肩を並べるカメラショーに育ってほしいと願いつつ、会場で発見した、まだ未発売なアレやコレをレポートする。
第1回目の「CP+」はパシフィコ横浜で3月11日から4日間開催された。来場者数は合計4万1033名だったという。私もその中の1人に含まれているはずだ。実は「CP+」の開催に先駈けて、ソニーがレンズ交換式小型カメラのプレス向け説明会を朝9時から行なった。眠い目をこすりながら、こちらにも参加。予定時間になると開場は闇に包まれ、プロモーションビデオが上映された。そこにいきなり登場したのがコレだ。

第1回目の「CP+」はパシフィコ横浜で3月11日から4日間開催された。来場者数は合計4万1033名だったという。私もその中の1人に含まれているはずだ。実は「CP+」の開催に先駈けて、ソニーがレンズ交換式小型カメラのプレス向け説明会を朝9時から行なった。眠い目をこすりながら、こちらにも参加。予定時間になると開場は闇に包まれ、プロモーションビデオが上映された。そこにいきなり登場したのがコレだ。

「PAM」に電撃登場して世界を震撼させたAPS-Cサイズの撮像素子を搭載したミラーレスのレンズ交換式カメラである。この会場でその全貌が明らかになるに違いないと会場に来ていた人々は固唾をのんで見守った。カメラを使っているイメージカットでは、液晶モニターらしき画面が登場。

そして、アルバム表示された再生画面らしきものも出てきた。全て英語表記だったので、これは「PAM」向けに展示されたものが、登場するに違いないと思われた。

最終的に出てきた画面は、シルエットから、いままで見慣れた発表写真に切り替わって、「2010年内に発表」の文字で締めくくられた。


結局、今までわかっていたこと以外の詳細の発表はなく、ここに集まったプレス関係者は肩すかしを食ったのだ。そのコメントからわかったことは、
1.大型イメージセンサーを使ってHD動画が撮れる
2.単焦点レンズから、高倍率ズームレンズまでを新規マウントで揃える
3.一眼レフに買い替えたいけど、無理だと思った人が買えるような価格
撮像素子は新開発のExmor APS HD CMOS(24×16mm)を搭載して1980×1080のAVCHD動画が撮影できる。発表会会場にさわることのできるモックアップはなく、「続きはWebで……じゃなくてCP+会場で!」という幕切れになった。
これだと何も分からないので、30分時間をつぶして「CP+」会場へIN。土日に入場すれば無料なのだが、初日から熱心なカメラファンが8382名も来場していたという。

速攻でソニーブースを訪れると黒山の人だかりが! 噂のモックアップはアクリルケースに収められて、何人たりともさわれないようになっていた。ブルー、シルバー、レッドの3色のボディーに、高倍率ズームと単焦点レンズが装着され、台の上でゆくっりと回転していたのである。まあモックアップだから、さわっても操作できないのだが……。



そして、我々が触れることができたのがコレだ! 発泡ウレタンフォームで作られた実物大で重さも同じに作られたダミー。これを持って本物を実感するには、かなりの想像力が要求される。持った感想は「ウーン、見た目がすごく軽そうなので、思ったより重いかも」というぐらいで、ほとんど実感がわかないのであった。コレは今年中には発売される予定なので楽しみに待つことにして他のブースに移動しよう。

百聞は一見にしかずというが、説明を受けてもイマイチわからなかったのが富士フイルム『FINPIX HS10』に搭載されている世界初の「動体キャンセル」機能。1回に5枚の写真を連写して動いているモノだけを検知して、これをカメラが消去。観光地でも人が誰も写っていない建築物や風景だけの写真が撮れる機能だ。そんなことホントにうまくいくのかなあ〜と思っていたら体験コーナーがあった。エッフェル塔の前を横切る女性、これを撮影して、しばし待つと完成した写真には確かに移動中の人物が消えている。作例写真ではもっと沢山の人が消えていたのだが、体験では一人だけ。さらに最大の疑問は、立ち止まっている人がいたら、その人だけ写るのではないか? 観光スポットなら誰もが立ち止まって写真を撮ったり、その辺に座ったりしていると思うのだが。技術的にスゴイのだろうがどんな風に使えばいいのかイマイチわからない機能だ。発売は4月17日なので、まだ買えないが早く実機を使って撮影してみたいのだ!


さて次に広角レンズ好きの私がチェックしたかったのがコレだ。シグマの世界初8mmからの超広角ズームレンズ。ニコンのボディーに装着すると12mmという超広角として使えるのだ。最短撮影距離は24cm、しかもφ75mmと超広角にしてはコンパクトサイズのレンズなのだ。ちなみに私が今使っているトキナー『AT-X 116 PRO SX』はφ84mmで16.5mm相当の画角だ。なかなか実物を拝む機会がなかったのだが、今回はガラス越しではあったが対面できた。その前玉のセクシーな曲線を見ただけで、このレンズを買おうと決意を新たにするのであった。どんな形のレンズキャップが付属するかも気になるところである。もちろん保護フィルターのような軟弱なものを使えないので、キャップを外して撮影するときはちょっと緊張してしまうに違いない。コレもまだ買えない。


続いて発見したのが、Samyang『8mm F3.5 Fisheye』だ。韓国メーカーのマニュアルフォーカスのレンズで、APS-Cサイズ専用の魚眼レンズだ。この前玉のカーブもなかなかいい! 輸入するのはケンコーで発売時期価格共に未定。ちなみにニコンだと『AF DX Fisheye-Nikkor ED 10.5mm F2.8G』の希望小売価格は10万2900円だ。実はこのレンズ同じようなモデルが香港で発売されていて「eBay」だと送料無料で304ドルで買える。つまり2万9000円ぐらいである。日本で発売されたとすると3万5000円ぐらいだろうか。いずれにせよかなりお手頃な価格になるに違いない!


さらにケンコーのブースで見つけたのが、『LENSBABY』用のフィッシュアイレンズなのである。こちらも発売時期価格共に未定だが、フルサイズのデジイチで全周魚眼になる貴重なレンズユニットなのだ。APS-Cだと四隅がケラれるが、これまたお手軽に魚眼気分が味わえるレンズとして注目したい。


最後は日本カメラ博物館の展示ブースで発見したニコンの全周魚眼レンズ。これぞ元祖全周魚眼レンズで1957年の発売。交換レンズではなくブローニーサイズのフィルムを使う専用ボディーに搭載され、全天カメラとして売り出された。レンズはフィッシュアイニッコール16.3mm F8である。超広角好き、魚眼好きなら必ず一度は拝まなければならないレンズで、普段は日本カメラ博物館に常設展示されている。入場料を払えば拝観できるが撮影禁止なのだ。今回はその姿を惜しげもなくさらし、しかも写真も撮り放題。まあ買えないのが残念だが、このレンズを間近に見られただけでも「CP+」に来てよかったと思った。みなさんもぜひ来年は「CP+」に足を運ばれることをオススメする。ここには全然、写っていないが各ブースには脚の長いコンパニオンの方々が熱心に新製品を紹介していたのだ。

■CP+のホームページ
http://www.cpplus.jp/

川野剛
カメラマンに憧れ中1で押し入れ暗室にこもる。高校で写真部部長。コピーライターとなるが、会社を辞め単身カナダに渡りアウトドアインストラクターを目指す。帰国後、AV、家電、デジカメ、Macの好きなライター稼業を続ける。家事検定3ツ星、NPS会員。
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そして、アルバム表示された再生画面らしきものも出てきた。全て英語表記だったので、これは「PAM」向けに展示されたものが、登場するに違いないと思われた。

最終的に出てきた画面は、シルエットから、いままで見慣れた発表写真に切り替わって、「2010年内に発表」の文字で締めくくられた。


結局、今までわかっていたこと以外の詳細の発表はなく、ここに集まったプレス関係者は肩すかしを食ったのだ。そのコメントからわかったことは、
1.大型イメージセンサーを使ってHD動画が撮れる
2.単焦点レンズから、高倍率ズームレンズまでを新規マウントで揃える
3.一眼レフに買い替えたいけど、無理だと思った人が買えるような価格
撮像素子は新開発のExmor APS HD CMOS(24×16mm)を搭載して1980×1080のAVCHD動画が撮影できる。発表会会場にさわることのできるモックアップはなく、「続きはWebで……じゃなくてCP+会場で!」という幕切れになった。
これだと何も分からないので、30分時間をつぶして「CP+」会場へIN。土日に入場すれば無料なのだが、初日から熱心なカメラファンが8382名も来場していたという。

速攻でソニーブースを訪れると黒山の人だかりが! 噂のモックアップはアクリルケースに収められて、何人たりともさわれないようになっていた。ブルー、シルバー、レッドの3色のボディーに、高倍率ズームと単焦点レンズが装着され、台の上でゆくっりと回転していたのである。まあモックアップだから、さわっても操作できないのだが……。



そして、我々が触れることができたのがコレだ! 発泡ウレタンフォームで作られた実物大で重さも同じに作られたダミー。これを持って本物を実感するには、かなりの想像力が要求される。持った感想は「ウーン、見た目がすごく軽そうなので、思ったより重いかも」というぐらいで、ほとんど実感がわかないのであった。コレは今年中には発売される予定なので楽しみに待つことにして他のブースに移動しよう。

百聞は一見にしかずというが、説明を受けてもイマイチわからなかったのが富士フイルム『FINPIX HS10』に搭載されている世界初の「動体キャンセル」機能。1回に5枚の写真を連写して動いているモノだけを検知して、これをカメラが消去。観光地でも人が誰も写っていない建築物や風景だけの写真が撮れる機能だ。そんなことホントにうまくいくのかなあ〜と思っていたら体験コーナーがあった。エッフェル塔の前を横切る女性、これを撮影して、しばし待つと完成した写真には確かに移動中の人物が消えている。作例写真ではもっと沢山の人が消えていたのだが、体験では一人だけ。さらに最大の疑問は、立ち止まっている人がいたら、その人だけ写るのではないか? 観光スポットなら誰もが立ち止まって写真を撮ったり、その辺に座ったりしていると思うのだが。技術的にスゴイのだろうがどんな風に使えばいいのかイマイチわからない機能だ。発売は4月17日なので、まだ買えないが早く実機を使って撮影してみたいのだ!


さて次に広角レンズ好きの私がチェックしたかったのがコレだ。シグマの世界初8mmからの超広角ズームレンズ。ニコンのボディーに装着すると12mmという超広角として使えるのだ。最短撮影距離は24cm、しかもφ75mmと超広角にしてはコンパクトサイズのレンズなのだ。ちなみに私が今使っているトキナー『AT-X 116 PRO SX』はφ84mmで16.5mm相当の画角だ。なかなか実物を拝む機会がなかったのだが、今回はガラス越しではあったが対面できた。その前玉のセクシーな曲線を見ただけで、このレンズを買おうと決意を新たにするのであった。どんな形のレンズキャップが付属するかも気になるところである。もちろん保護フィルターのような軟弱なものを使えないので、キャップを外して撮影するときはちょっと緊張してしまうに違いない。コレもまだ買えない。


続いて発見したのが、Samyang『8mm F3.5 Fisheye』だ。韓国メーカーのマニュアルフォーカスのレンズで、APS-Cサイズ専用の魚眼レンズだ。この前玉のカーブもなかなかいい! 輸入するのはケンコーで発売時期価格共に未定。ちなみにニコンだと『AF DX Fisheye-Nikkor ED 10.5mm F2.8G』の希望小売価格は10万2900円だ。実はこのレンズ同じようなモデルが香港で発売されていて「eBay」だと送料無料で304ドルで買える。つまり2万9000円ぐらいである。日本で発売されたとすると3万5000円ぐらいだろうか。いずれにせよかなりお手頃な価格になるに違いない!


さらにケンコーのブースで見つけたのが、『LENSBABY』用のフィッシュアイレンズなのである。こちらも発売時期価格共に未定だが、フルサイズのデジイチで全周魚眼になる貴重なレンズユニットなのだ。APS-Cだと四隅がケラれるが、これまたお手軽に魚眼気分が味わえるレンズとして注目したい。


最後は日本カメラ博物館の展示ブースで発見したニコンの全周魚眼レンズ。これぞ元祖全周魚眼レンズで1957年の発売。交換レンズではなくブローニーサイズのフィルムを使う専用ボディーに搭載され、全天カメラとして売り出された。レンズはフィッシュアイニッコール16.3mm F8である。超広角好き、魚眼好きなら必ず一度は拝まなければならないレンズで、普段は日本カメラ博物館に常設展示されている。入場料を払えば拝観できるが撮影禁止なのだ。今回はその姿を惜しげもなくさらし、しかも写真も撮り放題。まあ買えないのが残念だが、このレンズを間近に見られただけでも「CP+」に来てよかったと思った。みなさんもぜひ来年は「CP+」に足を運ばれることをオススメする。ここには全然、写っていないが各ブースには脚の長いコンパニオンの方々が熱心に新製品を紹介していたのだ。

■CP+のホームページ
http://www.cpplus.jp/
川野剛
カメラマンに憧れ中1で押し入れ暗室にこもる。高校で写真部部長。コピーライターとなるが、会社を辞め単身カナダに渡りアウトドアインストラクターを目指す。帰国後、AV、家電、デジカメ、Macの好きなライター稼業を続ける。家事検定3ツ星、NPS会員。
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