
『Parallels Desktop 5 for Mac』
Intel Macで切り替え(OSの再起動)不要でWindows 7が動かせる。Boot Campの方が性能いいんじゃないかと思うかもしれないが、これがなかなか便利なソフトなのだ!
私は根っからのMac好きなので、自宅ではあまりWindowsの画面を見たくないと思っている。しかし、年に1度は必ずWindowsマシンのお世話になるときが来る。それは青色申告の時期だ。以前はMac版の会計ソフトを使っていたが、まず種類が少ない。そして高価、バージョンアップが遅い。最悪の場合生産中止。そんな経験を経て、現在はソリマチの『会計王』というWindows用のソフトを使っている。これが超使いやすいソフトなのでもう乗り替えたくないのだ。そこでWindowsを使わざるを得ない。実はもう一つあってGARMINのオートバイ用のGPSを使っているのだが、これのルートの編集や軌跡データを保存するのに使うソフトがWindows専用なのだ。あとレースで使っているデータロガーのデータ保存にも……ってよく考えるといろいろ使ってた。
ところが先日、突然WindowsのノートPCが不調になり、どうせOSをクリーンインストールするならWindows 7にしようと、ふと思い実行してみたところ完全に起動しなくなった。カスタマーサポートに電話すると、メーカーのロゴマークも表示されないならHDDの問題ではなくマザーボード交換になるとのこと。保証期間が過ぎていたので修理費用は4万円から7万円ぐらいになるという。それなら、新しいCULVノートを買った方がいいので修理は諦めた。しかし、手元にはWindows 7があるので、これをBoot CampにインストールしてMacで『会計王』を使えばいいじゃん! データのバックアップはとってあるので問題ない。ところが問題発生。Windows 7対応のBoot Campの対応OSは、Mac OS X 10.6のSnow Leopardだけなのだ。ウチのMacは単なるLeopardなんだよ。新型の『MacBook』をゲットするという方法も考えたが、どう考えても高く付く。仕事で使っているマシンのOSにアップデートをかけるのは不安なので、たどり着いた結論が『Parallels Desktop 5 for Mac』なのである。さあ、ここからが本題だ。このソフトはパッケージ版もあるが、体験版をダウンロードして30日間無料体験して、問題なければレジストキーを購入という方法でもゲットできる。もちろん、速攻で使いたいので体験版をダウンロードした。
まあ、普通にインストーラーの指示に従っていけば5分ぐらいでインストールは完了する。何の問題もない。実は時間がかかるのはここからで、WindowsのOSをインストールしなければならないのだ。速攻でWindows 7をインストールと思ったのだが、よく考えたらこれアップグレード版だったよ! とりあえず『会計王』用にWindows XPをインストール。さらに別の手持ちのWindows XPをWindows 7用にインストールした。Boot Campでもトリプルブートができるのだが結構上級スキルが要求される。『Parallels』なら簡単に複数のOSがインストールでるので、XPとVistaと7を入れて、自分で作ったWebサイトがどのように表示されるかをチェックするといった用途にも使えるのだ。

それでは実際にどうやってOSをインストールするのかを説明しよう。まずソフトを起動して仮想マシンを増やすためのボタンを押すとアシスタントが立ち上がる。ここでWindowsのOSが入っているドライブを指定する。

Windows 7はアップグレード版のせいなのか、認識されなかった。リストから自分で選んでやれば問題ない。

次に仮想マシンの種類を選ぶ。ここは迷わず「Windows高速」を選ぶ。なぜならセットアップが自動化されて簡単だからだ。

すると仮想マシンがインストールされるスペースが確保される。すでにインストール済みのWindows XPに加えてWindows 7の表示が追加された。

いよいよWindows 7をインストールする。サクサク進むが問題発生! アップグレードを選択するとWindows XPは、クリーンインストールしかできないようだ。仕方がないのでクリーンインストールでWindows 7を入れる。



1時間ほどかかって、Windows XPとWindows 7を無事インストール完了。起動する前にオススメの技が、『Parallels』をOS Xの「Spaces」に割り当てること。Mac OSを1に、Windowsは2と使い分けができる。これで『Parallels』を起動したら、フルスクリーンでWindowsが表示でき、Macのソフトを使うときはアイコンをクリックするだけで元の画面に戻るので、操作性が向上するのだ。

まず、WindowsXPを起動してみよう。最初はこのように小さな画面で起動する。

初めて起動すると、アクティベーションキーの入力が求められる。事前登録で30日間使える無料のキーをゲットしておこう。私はベクターでキーを購入したので、ここからレジストして製品版として使えるようになった。

プリンターなどの周辺機器の接続も非常に簡単。仮想マシン構成をみるとすでにMacで接続中のプリンターが選択されている。Windows用のドライバーのインストールなども必要ない。インターネットへの接続も自動的に行なわれる。また、USB機器を接続した時は、どちらのOSで認識するかを選択して記憶しておける。

古典的な右クリックがないという問題も、マウスの長押しか何かのキー+クリックが選択できる。もちろん右クリックのあるマウスを使ってもいい。

Windows XPで以前使っていたアンチウイルスソフトも無事インストールできた。また、『会計王9』のアップデートも無事完了。


早速、『会計王』を起動。前年度までのデータも無事移行されている。これでMacの使い慣れたキーボードでサクサク入力できるようになったぞ〜。このソフト自体、軽いので動作に全く問題はなくWindows PCと同様に使えた。

続いてGARMINのGPSのデータも問題なく開けた。こっちはWindows 7に対応する気配はないので、XPを確保しておく必要があるのだ。

Windowsに転送したり、作ったデータはMacのデスクトップにドラッグ&ドロップするだけでコピーできる。共有フォルダーも使えるが、こっちの方が分かりやすくシンプルだ。

次はWebブラウザーだが、私はFireFoxを使っているので、これをダウンロードして、ブックマークとパスワードを同期するプラグインを使って、Macのブックマークを一気にインポートする。


これでMacとWindowsで同じサイトを見たときの違いなんかを簡単にチェックできるようになった。

では、今度はWindows 7を起動してみよう!

起動すると1年間無料で使えるアンチウイルスソフトのインストラーが立ち上がった。こちらには何も入っていないため、とりあえずインストールしておく。

次は気になるマシンのパフォーマンスをチェック。グラフィックスが弱いと思ったら、何とプロセッサが4.3と一番低いではないか。

仮想マシン構成をチェックしてみると、プロセッサがシングルコアになっていた。ここはデュアルコアにしておかなければダメなのだ。さらにメインメモリーの割り当ても2GBまで増やしてやった。

すると結果は劇的に変化。プロセッサは5.2まで上がって、一番低いのはゲーム用グラフィックスの4.5という数値だ。皆さんのリアルWindowsマシンやBoot Campと比較するとこのスペックはどんなものだろうか? ちなみにこちらの『iMac』は2.4GHzのCore 2 Duoでメモリーは4GB、Mac OS X 10.5.8、Windows 7は32bit版である。

さらにWindows 7では『iPhone』から仮想マシンを操作するための「Parallels Mobile」が使える。『iPhone』がないので試せないが、これもなかなか面白そうな機能だ。

Mac側のハードウエアの条件が満たされていれば、このようにエアロも使える。また、マルチタップのトラックパッドも使えるのだ。ウチにある『BAMBOO』も使える。二本指でタップすると右クリックができるなどの技が使えるのだ。

さらに究極の技として、Crystalモードが追加された。これはWindowsの画面を全く表示させずに普段使っているMacのデスクトップにWindowsのアプリだけを表示させるというモード。Macを使っている時に、ちょっとあれ見たいなどとIE8を起動したりできる便利なモードである。しかし、これを使うとさすがに拙宅の『iMac』では動きが遅くなってしまい快適に使うレベルには達しない。やはりここはCore i5搭載の27インチの『iMac』が欲しくなってしまう今日この頃なのである。

ラネクシー『Parallels Desktop 5 for Mac』

【SPEC】
●対応機種=Intelプロセッサ搭載Mac。対応OS=Mac OS X 10.4.11以上、10.5.2以上、10.6 Snow Leopard。メモリ=1GB(Windows Vista、Windows 7の動作には2GBを推奨)。ハードディスク空き容量=450MB(仮想マシン用のスペースも別途必要)
■ラネクシーのホームページ
http://www.runexy.co.jp/
■『Parallels Desktop 5 for Mac』の製品ページ
http://www.runexy.co.jp/enterprise/parallels5_mac/outline/

川野剛
カメラマンに憧れ中1で押し入れ暗室にこもる。高校で写真部部長。コピーライターとなるが、会社を辞め単身カナダに渡りアウトドアインストラクターを目指す。帰国後、AV、家電、デジカメ、Macの好きなライター稼業を続ける。家事検定3ツ星、NPS会員。
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それでは実際にどうやってOSをインストールするのかを説明しよう。まずソフトを起動して仮想マシンを増やすためのボタンを押すとアシスタントが立ち上がる。ここでWindowsのOSが入っているドライブを指定する。

Windows 7はアップグレード版のせいなのか、認識されなかった。リストから自分で選んでやれば問題ない。

次に仮想マシンの種類を選ぶ。ここは迷わず「Windows高速」を選ぶ。なぜならセットアップが自動化されて簡単だからだ。

すると仮想マシンがインストールされるスペースが確保される。すでにインストール済みのWindows XPに加えてWindows 7の表示が追加された。

いよいよWindows 7をインストールする。サクサク進むが問題発生! アップグレードを選択するとWindows XPは、クリーンインストールしかできないようだ。仕方がないのでクリーンインストールでWindows 7を入れる。



1時間ほどかかって、Windows XPとWindows 7を無事インストール完了。起動する前にオススメの技が、『Parallels』をOS Xの「Spaces」に割り当てること。Mac OSを1に、Windowsは2と使い分けができる。これで『Parallels』を起動したら、フルスクリーンでWindowsが表示でき、Macのソフトを使うときはアイコンをクリックするだけで元の画面に戻るので、操作性が向上するのだ。

まず、WindowsXPを起動してみよう。最初はこのように小さな画面で起動する。

初めて起動すると、アクティベーションキーの入力が求められる。事前登録で30日間使える無料のキーをゲットしておこう。私はベクターでキーを購入したので、ここからレジストして製品版として使えるようになった。

プリンターなどの周辺機器の接続も非常に簡単。仮想マシン構成をみるとすでにMacで接続中のプリンターが選択されている。Windows用のドライバーのインストールなども必要ない。インターネットへの接続も自動的に行なわれる。また、USB機器を接続した時は、どちらのOSで認識するかを選択して記憶しておける。

古典的な右クリックがないという問題も、マウスの長押しか何かのキー+クリックが選択できる。もちろん右クリックのあるマウスを使ってもいい。

Windows XPで以前使っていたアンチウイルスソフトも無事インストールできた。また、『会計王9』のアップデートも無事完了。


早速、『会計王』を起動。前年度までのデータも無事移行されている。これでMacの使い慣れたキーボードでサクサク入力できるようになったぞ〜。このソフト自体、軽いので動作に全く問題はなくWindows PCと同様に使えた。

続いてGARMINのGPSのデータも問題なく開けた。こっちはWindows 7に対応する気配はないので、XPを確保しておく必要があるのだ。

Windowsに転送したり、作ったデータはMacのデスクトップにドラッグ&ドロップするだけでコピーできる。共有フォルダーも使えるが、こっちの方が分かりやすくシンプルだ。

次はWebブラウザーだが、私はFireFoxを使っているので、これをダウンロードして、ブックマークとパスワードを同期するプラグインを使って、Macのブックマークを一気にインポートする。


これでMacとWindowsで同じサイトを見たときの違いなんかを簡単にチェックできるようになった。

では、今度はWindows 7を起動してみよう!

起動すると1年間無料で使えるアンチウイルスソフトのインストラーが立ち上がった。こちらには何も入っていないため、とりあえずインストールしておく。

次は気になるマシンのパフォーマンスをチェック。グラフィックスが弱いと思ったら、何とプロセッサが4.3と一番低いではないか。

仮想マシン構成をチェックしてみると、プロセッサがシングルコアになっていた。ここはデュアルコアにしておかなければダメなのだ。さらにメインメモリーの割り当ても2GBまで増やしてやった。

すると結果は劇的に変化。プロセッサは5.2まで上がって、一番低いのはゲーム用グラフィックスの4.5という数値だ。皆さんのリアルWindowsマシンやBoot Campと比較するとこのスペックはどんなものだろうか? ちなみにこちらの『iMac』は2.4GHzのCore 2 Duoでメモリーは4GB、Mac OS X 10.5.8、Windows 7は32bit版である。

さらにWindows 7では『iPhone』から仮想マシンを操作するための「Parallels Mobile」が使える。『iPhone』がないので試せないが、これもなかなか面白そうな機能だ。

Mac側のハードウエアの条件が満たされていれば、このようにエアロも使える。また、マルチタップのトラックパッドも使えるのだ。ウチにある『BAMBOO』も使える。二本指でタップすると右クリックができるなどの技が使えるのだ。

さらに究極の技として、Crystalモードが追加された。これはWindowsの画面を全く表示させずに普段使っているMacのデスクトップにWindowsのアプリだけを表示させるというモード。Macを使っている時に、ちょっとあれ見たいなどとIE8を起動したりできる便利なモードである。しかし、これを使うとさすがに拙宅の『iMac』では動きが遅くなってしまい快適に使うレベルには達しない。やはりここはCore i5搭載の27インチの『iMac』が欲しくなってしまう今日この頃なのである。

ラネクシー『Parallels Desktop 5 for Mac』

【SPEC】
●対応機種=Intelプロセッサ搭載Mac。対応OS=Mac OS X 10.4.11以上、10.5.2以上、10.6 Snow Leopard。メモリ=1GB(Windows Vista、Windows 7の動作には2GBを推奨)。ハードディスク空き容量=450MB(仮想マシン用のスペースも別途必要)
■ラネクシーのホームページ
http://www.runexy.co.jp/
■『Parallels Desktop 5 for Mac』の製品ページ
http://www.runexy.co.jp/enterprise/parallels5_mac/outline/
川野剛
カメラマンに憧れ中1で押し入れ暗室にこもる。高校で写真部部長。コピーライターとなるが、会社を辞め単身カナダに渡りアウトドアインストラクターを目指す。帰国後、AV、家電、デジカメ、Macの好きなライター稼業を続ける。家事検定3ツ星、NPS会員。
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