
『VIERA TH-P54VT2』
いつもテレビで見ている憧れのスターが出演している映画や、大好きなアーティストのコンサート。何度も何度も見直して、しまいにはその映像の中に入ってしまいたい! なんて考えたことはありませんか。
でも、そんな道具は「ドラえもんのポケットにしかない」と思っていましたが、ついにパナソニックが未来の道具を現実にしてくれましたぁ! アン、アン、アン、とっても大好きパナソニック〜♪
てなわけで、今回はプレス用に2月9日に開催された発表会に潜入。テレビの歴史を変える貴重な瞬間をそのままレポートいたします。
発表は、有楽町駅のすぐ側にある東京国際展示場の大ホールで行なわれました。会場内は大入り満員。入り口に人が並び、3D体験ルームの受付は入場前から終了。会場内も立ち見が出るほどの盛況です。3D発表の熱気が招いたのか、東京は4月中旬の暖かさ、会場で席を探している段階で、すでに大汗をかいております。近年これほど多くの人が集まる発表会はまれ。注目度の高さがうかがえます。
↑ 3D体験ルームは大人気
そうこうしているうちに、会場の明かりが落ち、いよいよ3Dテレビの記者発表の始まりです。発表会の口火を切ったのは、パナソニック デジタルAVCマーケティング本部の本部長である西口史郎氏。

↑ パナソニック デジタルAVCマーケティング本部の本部長である西口史郎氏
「モノクロテレビに始まり、カラーテレビ、大画面テレビから、薄型テレビへと、パナソニックは常にテレビの新しいムーブメントを作り出してきました。10年からはパナソニックから新次元のテレビライフを開きます」と宣言。
その新次元のテレビライフとは何か? フルHDに続く新しい波は、映画を見ればわかるといいます。09年には3D対応の映画館はアメリカで前年比約5倍、日本では7倍も増えているそうで、現在公開中の『アバター』は日本でも300万人の観客動員を達成したのですが、その約8割は、3Dで鑑賞したそうです。タイトル数も増加していて、09年には19作品、10年には31本も3D映画が予定されているとのこと。もちろんこれらは家庭用のBDソフトとして発売されることになるので、映画館の3D化の波が、10年からは家庭に流れ込んでくる。「2000年代はデジタル産業革命。2010年代は3D産業革命の時代となる」とアピールしていました。

↑ 映画館のスクリーンは急速に3D化。3Dタイトルも続々登場

↑ 日本では『アバター』を見た79%は、3D劇場で鑑賞
いよいよ正面舞台の幕が開き、世界初のフルハイビジョン3Dシステムの発表です。『VIERA』のラインアップが勢揃いするなか、中央に3Dシステムが置かれています。3Dとはいえ、見た目はいたってスマートな50型と54型のテレビです。

↑ 舞台中央のテレビが『VIERA VT2シリーズ』
ではここで、少し3Dのおさらいをします。3Dというと、赤と青のセロファンをメガネを使った写真なんかを思い出す人がいるかもしれませんが、『3D VIERA』はそんなおもちゃみたいなものではないですよ。フレームシーケンシャル方式という高精度な技術が使われているのです。
フレームシーケンシャル方式とは、右目用、左目用の画像をテレビ上に交互に映し出す3D方式のこと。通常、2Dのテレビの映像は1秒間に60コマで表示されています。3Dでは同じ画像で、左目用、右目用の画像を交互に表示、通常の倍の1秒間120コマで表示。その映像を左右のレンズのシャッターが高速で開閉される専用のメガネで見ると3Dに見えるという仕組みです。

↑ 右目用、左目用に1秒間に120コマの画像を生成

↑ テレビにシンクロさせてメガネのシャッターを開閉する
フレームシーケンシャル方式の3Dを見る場合、3D対応のBDソフト、3D対応のプレーヤー、3D対応テレビ、アクティブシャッター方式のレンズの4点セットが必要になります。今回発表されたのは、3D対応テレビ『VT2シリーズ』54型『『TH-P54VT2』と50型『TH-P50VT2』の2種類。3D対応の『ブルーレイDIGA』3モデル(2TBHDD内蔵の『DMR-BWT3000』、1TBHDD内蔵の『DMR-BWT2000』、750GBHDD内蔵の『DMR-BWT1000』)。3D対応のBDプレーヤー『DMP-BDT900』1機種。

↑ 発表された3Dシステム群
フレームシーケンシャル方式で問題になるのは左右の映像が混ざってしまうクロストーク。クロストークが起きると、ゴーストのように2重写りになり輪郭がぼやけてしまいます。高速で画像の書き換えができるプラズマは、もともとこのクロストークを制御しやすい。液晶テレビでは残像が問題になり早い動きには弱いと言われてましたよね。その悪癖がまたまた3Dでは課題となるのです。フレームシーケンシャル方式では、右眼用と左眼用と交互に画面を照らすから、光ってすぐに消えてくれないと、いつまでも残像として眼に残ってしまうのです。
『3D VIERA』では、大幅に発光効率を上げた新型パネルを採用しており、発光時間を従来比約1/3に短縮することに成功。輪郭のはっきりした3D映像を楽しめるそうです。

↑ クロストークを抑えてフルHDの立体映像を作る

↑ 応答速度の早いプラズマなら二重映像を低減できる
3Dに必須となるメガネですが、『3D VIERA』には『TY-EW3D10』が1つ同梱されてきます。家族と一緒に見る場合にはいくつか必要になりますが、実勢価格約1万円程度で追加購入することも可能。
映画などを長時間見ることを考えたら、3Dメガネの重量やフィット感は非常に大切。同梱するシャッターメガネの重量は約63g。ノーズパットはメガネ用と通常用の2種類あります。実際にはめてみたが重さを感じません。映画館で使うものよりもずっと軽量で付け心地もよく安心して使えそうですよ。

↑ 疲労感の少ないユニバーサルデザインを採用したアクティブシャッターメガネ

↑ サイバーなデザインがかっこいい。軽量で違和感もない。
ディスプレイとメガネの間の間の信号伝送は赤外線。テレビ画面の下2カ所から発光されています。ここを閉じてしまったら3D画像は見えなくなるのでご注意を。メガネのシャッター用のバッテリーは、コイン型のリチウム電池「CR2032」を利用します。連続駆動時間は72時間程度ということでした。メガネの脇にスイッチがありボタンを長押しすると起動します。

↑ メガネのつるの部分に起動スイッチがある。長押しでスタート
3Dソフトですが、現在のところ発売はまだアナウンスされていません。そのため、映画アストロボーイの予告編や、グランドキャニオン(自然風景)、ファニーフレンズ(日常風景)など11本、約20分の映像を『ブルーレイDIGA』に同梱する予定だそうです。

↑ ブルーレイDIGAに同梱される3Dお試し用のBDソフト
で、肝心の3D画像体験ですが、発表会場から、10分ほどかかる別室での視聴となりました。撮影禁止の厳戒態勢がしかれておりました。

↑ 別室の体験会場の入り口
CETAECの会場などで、103型のプラズマで3D映像を見たことは何度もあるのですが、54型で3D映像をきちんと見るのは初めてです。上映時間は8分ほど。部屋の明かりを落として、まずは、グランドキャニオン・アドベンチャーというグランドキャニオンの風景を収めた自然映像を見ました。雄大な光景が画面の奥へと広がっています。テレビは壁掛け。部屋に窓ガラスがあってその奥に映像が広がっているイメージですね。川下りのシーンがあるのですが、水がカメラにかかるところでは、はねた水が目の前に飛び出してきます。
続いてフルCGアニメ『ATOM』アストロボーイ。鉄腕アトムのハリウッドバージョン。もともとあまり3Dを強調した絵でなく、立体感がとても自然ですんなりと3Dの世界に入り込めます。全体の色調も明るく、映画館で見たときのように3Dは暗いのではという印象を覆してくれます。
そして最後に『アバター』。ただ今絶賛上映中ですが、早くも家庭用テレビで3D体験できました。映画館よりもサイズは少し小さくなりますが、あの「惑星パンドラ」の世界が普通にテレビで見られます。たまたま僕の見た位置が遠かったので、もっと前で見たい! と思うくらい引き込まれました。
どのくらいの距離が適切か担当の方にお話を聞いたら、3Dは2Hの位置で見るくらいがいいという。2Hとはテレビの画面の高さの約2倍の距離いう意味です。54型だと画面の高さは67.4cm。つまり約1.4mくらいの位置から見るということですね。近すぎと思うかもしれませんが、フルHD3Dだから、画素が目立たない。近くで見ても全然平気なんです。逆に、狭い部屋で置いても十分に楽しめるというわけですね。
明るい部屋で3Dを見たらどうなるんだろうと前々から疑問に思っていたので試しました。発表会場のスポットライトがあたっている場所に置いてあるテレビを、各局のテレビクルーが撮影していましたが、強引に割り込みました。見える見える、きちんと映像が浮かんできます。もちろん真っ暗な部屋よりも没入感は減るのですが、テレビのフレームや部屋の様子が見えても、あまり不自然な感じはしません。スポーツの映像なんかは、部屋を暗くしないことも多いでしょう。明るい部屋でサッカーのソフトを見たりしていても、個々の選手の位置が立体的に捕らえられたら、ゲームはもっと面白くなるだろうなと妄想がかき立てられます。

↑ 明るいリビングルームでも3D視聴は可能。
『VT2シリーズ』は3Dばかりが話題になると思うけど、2Dの映像も素晴らしかったです。500万対1というネイティブコントラストは、まちがいなくトップランクの画質。楽器など金属部に反射する光と、背景のブラック。その対比が非常に鮮やかに描き分けられる。映画をじっくり見るのには最高の画質です。これまでのモデルに比較しても段違いの画質を見せつけます。もちろんスポーツやアクション映画など、プラズマならではの強みがあります。
54型で53万円、50型で43万円と、初代モデルとしては、価格も戦略的。パナソニックでは、初年度で100万台の販売を目指すといいます。さらに、今後は、デジカメ、ケータイ、パソコンなども発売予定。急速な勢いで3D革命が始まります。12年には全世界で1000万台の需要があると予測値も発表されています。アナログ停波後はハイビジョンの世界と言われていましたが、ハイビジョンを飛び越えて、一気に3Dの世界がやってくる。そんなことを予感させる発表会でした。
パナソニック『VIERA TH-P54VT2』

パナソニック『DMP-BDT900』
■パナソニックのホームページ
http://panasonic.jp/
■『VIERA』の製品ページ
http://viera.jp
■『DIGA』のホームページ
http://diga.jp

堀江大輔
オーディオ&ビジュアル系に強いデジタルライター。オーディオ&ビジュアル誌の編集を務めた後独立。オーディオ&ビジュアルを中心にデジタル機器の製品評価を精力的にこなす。試さないといけない機器が多すぎて、自分で買ったデジタル機器を使いこなす時間がもてないのが最近の悩み。
デジタルダイムTOPへ
↑ パナソニック デジタルAVCマーケティング本部の本部長である西口史郎氏
「モノクロテレビに始まり、カラーテレビ、大画面テレビから、薄型テレビへと、パナソニックは常にテレビの新しいムーブメントを作り出してきました。10年からはパナソニックから新次元のテレビライフを開きます」と宣言。
その新次元のテレビライフとは何か? フルHDに続く新しい波は、映画を見ればわかるといいます。09年には3D対応の映画館はアメリカで前年比約5倍、日本では7倍も増えているそうで、現在公開中の『アバター』は日本でも300万人の観客動員を達成したのですが、その約8割は、3Dで鑑賞したそうです。タイトル数も増加していて、09年には19作品、10年には31本も3D映画が予定されているとのこと。もちろんこれらは家庭用のBDソフトとして発売されることになるので、映画館の3D化の波が、10年からは家庭に流れ込んでくる。「2000年代はデジタル産業革命。2010年代は3D産業革命の時代となる」とアピールしていました。
↑ 映画館のスクリーンは急速に3D化。3Dタイトルも続々登場
↑ 日本では『アバター』を見た79%は、3D劇場で鑑賞
いよいよ正面舞台の幕が開き、世界初のフルハイビジョン3Dシステムの発表です。『VIERA』のラインアップが勢揃いするなか、中央に3Dシステムが置かれています。3Dとはいえ、見た目はいたってスマートな50型と54型のテレビです。
↑ 舞台中央のテレビが『VIERA VT2シリーズ』
ではここで、少し3Dのおさらいをします。3Dというと、赤と青のセロファンをメガネを使った写真なんかを思い出す人がいるかもしれませんが、『3D VIERA』はそんなおもちゃみたいなものではないですよ。フレームシーケンシャル方式という高精度な技術が使われているのです。
フレームシーケンシャル方式とは、右目用、左目用の画像をテレビ上に交互に映し出す3D方式のこと。通常、2Dのテレビの映像は1秒間に60コマで表示されています。3Dでは同じ画像で、左目用、右目用の画像を交互に表示、通常の倍の1秒間120コマで表示。その映像を左右のレンズのシャッターが高速で開閉される専用のメガネで見ると3Dに見えるという仕組みです。
↑ 右目用、左目用に1秒間に120コマの画像を生成

↑ テレビにシンクロさせてメガネのシャッターを開閉する
フレームシーケンシャル方式の3Dを見る場合、3D対応のBDソフト、3D対応のプレーヤー、3D対応テレビ、アクティブシャッター方式のレンズの4点セットが必要になります。今回発表されたのは、3D対応テレビ『VT2シリーズ』54型『『TH-P54VT2』と50型『TH-P50VT2』の2種類。3D対応の『ブルーレイDIGA』3モデル(2TBHDD内蔵の『DMR-BWT3000』、1TBHDD内蔵の『DMR-BWT2000』、750GBHDD内蔵の『DMR-BWT1000』)。3D対応のBDプレーヤー『DMP-BDT900』1機種。
↑ 発表された3Dシステム群
フレームシーケンシャル方式で問題になるのは左右の映像が混ざってしまうクロストーク。クロストークが起きると、ゴーストのように2重写りになり輪郭がぼやけてしまいます。高速で画像の書き換えができるプラズマは、もともとこのクロストークを制御しやすい。液晶テレビでは残像が問題になり早い動きには弱いと言われてましたよね。その悪癖がまたまた3Dでは課題となるのです。フレームシーケンシャル方式では、右眼用と左眼用と交互に画面を照らすから、光ってすぐに消えてくれないと、いつまでも残像として眼に残ってしまうのです。
『3D VIERA』では、大幅に発光効率を上げた新型パネルを採用しており、発光時間を従来比約1/3に短縮することに成功。輪郭のはっきりした3D映像を楽しめるそうです。
↑ クロストークを抑えてフルHDの立体映像を作る
↑ 応答速度の早いプラズマなら二重映像を低減できる
3Dに必須となるメガネですが、『3D VIERA』には『TY-EW3D10』が1つ同梱されてきます。家族と一緒に見る場合にはいくつか必要になりますが、実勢価格約1万円程度で追加購入することも可能。
映画などを長時間見ることを考えたら、3Dメガネの重量やフィット感は非常に大切。同梱するシャッターメガネの重量は約63g。ノーズパットはメガネ用と通常用の2種類あります。実際にはめてみたが重さを感じません。映画館で使うものよりもずっと軽量で付け心地もよく安心して使えそうですよ。
↑ 疲労感の少ないユニバーサルデザインを採用したアクティブシャッターメガネ
↑ サイバーなデザインがかっこいい。軽量で違和感もない。
ディスプレイとメガネの間の間の信号伝送は赤外線。テレビ画面の下2カ所から発光されています。ここを閉じてしまったら3D画像は見えなくなるのでご注意を。メガネのシャッター用のバッテリーは、コイン型のリチウム電池「CR2032」を利用します。連続駆動時間は72時間程度ということでした。メガネの脇にスイッチがありボタンを長押しすると起動します。
↑ メガネのつるの部分に起動スイッチがある。長押しでスタート
3Dソフトですが、現在のところ発売はまだアナウンスされていません。そのため、映画アストロボーイの予告編や、グランドキャニオン(自然風景)、ファニーフレンズ(日常風景)など11本、約20分の映像を『ブルーレイDIGA』に同梱する予定だそうです。
↑ ブルーレイDIGAに同梱される3Dお試し用のBDソフト
で、肝心の3D画像体験ですが、発表会場から、10分ほどかかる別室での視聴となりました。撮影禁止の厳戒態勢がしかれておりました。
↑ 別室の体験会場の入り口
CETAECの会場などで、103型のプラズマで3D映像を見たことは何度もあるのですが、54型で3D映像をきちんと見るのは初めてです。上映時間は8分ほど。部屋の明かりを落として、まずは、グランドキャニオン・アドベンチャーというグランドキャニオンの風景を収めた自然映像を見ました。雄大な光景が画面の奥へと広がっています。テレビは壁掛け。部屋に窓ガラスがあってその奥に映像が広がっているイメージですね。川下りのシーンがあるのですが、水がカメラにかかるところでは、はねた水が目の前に飛び出してきます。
続いてフルCGアニメ『ATOM』アストロボーイ。鉄腕アトムのハリウッドバージョン。もともとあまり3Dを強調した絵でなく、立体感がとても自然ですんなりと3Dの世界に入り込めます。全体の色調も明るく、映画館で見たときのように3Dは暗いのではという印象を覆してくれます。
そして最後に『アバター』。ただ今絶賛上映中ですが、早くも家庭用テレビで3D体験できました。映画館よりもサイズは少し小さくなりますが、あの「惑星パンドラ」の世界が普通にテレビで見られます。たまたま僕の見た位置が遠かったので、もっと前で見たい! と思うくらい引き込まれました。
どのくらいの距離が適切か担当の方にお話を聞いたら、3Dは2Hの位置で見るくらいがいいという。2Hとはテレビの画面の高さの約2倍の距離いう意味です。54型だと画面の高さは67.4cm。つまり約1.4mくらいの位置から見るということですね。近すぎと思うかもしれませんが、フルHD3Dだから、画素が目立たない。近くで見ても全然平気なんです。逆に、狭い部屋で置いても十分に楽しめるというわけですね。
明るい部屋で3Dを見たらどうなるんだろうと前々から疑問に思っていたので試しました。発表会場のスポットライトがあたっている場所に置いてあるテレビを、各局のテレビクルーが撮影していましたが、強引に割り込みました。見える見える、きちんと映像が浮かんできます。もちろん真っ暗な部屋よりも没入感は減るのですが、テレビのフレームや部屋の様子が見えても、あまり不自然な感じはしません。スポーツの映像なんかは、部屋を暗くしないことも多いでしょう。明るい部屋でサッカーのソフトを見たりしていても、個々の選手の位置が立体的に捕らえられたら、ゲームはもっと面白くなるだろうなと妄想がかき立てられます。
↑ 明るいリビングルームでも3D視聴は可能。
『VT2シリーズ』は3Dばかりが話題になると思うけど、2Dの映像も素晴らしかったです。500万対1というネイティブコントラストは、まちがいなくトップランクの画質。楽器など金属部に反射する光と、背景のブラック。その対比が非常に鮮やかに描き分けられる。映画をじっくり見るのには最高の画質です。これまでのモデルに比較しても段違いの画質を見せつけます。もちろんスポーツやアクション映画など、プラズマならではの強みがあります。
54型で53万円、50型で43万円と、初代モデルとしては、価格も戦略的。パナソニックでは、初年度で100万台の販売を目指すといいます。さらに、今後は、デジカメ、ケータイ、パソコンなども発売予定。急速な勢いで3D革命が始まります。12年には全世界で1000万台の需要があると予測値も発表されています。アナログ停波後はハイビジョンの世界と言われていましたが、ハイビジョンを飛び越えて、一気に3Dの世界がやってくる。そんなことを予感させる発表会でした。
パナソニック『VIERA TH-P54VT2』


【SPEC】
●幅1319×高さ883×奥行き387mm、33.5kg。入力端子=HDMI×4、D4×1、S映像×2、ビデオ×3。3Dグラス1個同梱。オープン価格(予想実勢価格約53万円)。4月23日発売予定。
パナソニック『ブルーレイDIGA DMR-BWT3000』

【SPEC】●幅430×高さ68×奥行き239mm、4.2kg。HDD容量=2TB。フルハイビジョン10倍録画対応。 オープン価格(予想実勢価格約30万円)。4月23日発売予定。
パナソニック『DMP-BDT900』

【SPEC】
●幅430×高さ68×奥行き238mm、3.2kg。出力端子=HDMI×2、コンポーネント×1、ビデオ×1、光デジタル音声×1、同軸デジタル音声×1、7.1chアナログ音声×1。オープン価格(予想実勢価格約13万円)。4月23日発売予定。
■パナソニックのホームページ
http://panasonic.jp/
■『VIERA』の製品ページ
http://viera.jp
■『DIGA』のホームページ
http://diga.jp
堀江大輔
オーディオ&ビジュアル系に強いデジタルライター。オーディオ&ビジュアル誌の編集を務めた後独立。オーディオ&ビジュアルを中心にデジタル機器の製品評価を精力的にこなす。試さないといけない機器が多すぎて、自分で買ったデジタル機器を使いこなす時間がもてないのが最近の悩み。
デジタルダイムTOPへ






