『iPhone』『iPod touch』用
「App Store」アプリ


「最近、『iPhone』比率が高まってないか?」──そう感じているのは自分だけではあるまい。事実、電車の中でも本当によく『iPhone』を見るようになった。知り合いにも最近『iPhone』に変えたという人は多い。

それじゃあ、一体、みんなは『iPhone』で何やってるの?──そう思って聞いてみると、意外に多い答えがメールとネット。「それだけ?」と聞き返しても答えはそれだけだ。電話や音楽以外にも、『iPhone』があれば、あんなことやこんなことができるのに……もったいない話である。

一方で『iPhone』が登場した時、最初に飛びついたユーザーはもう死ぬほど使いこなしているし、かつて、シャープの『ザウルス』でブイブイ言わせていた過去を持つガジェットおやじ達にとって『iPhone』はかっこうのオモチャだ。だが、そんなユーザーにひととおり『iPhone』がゆき渡った今、いよいよ普通の人達が普通に『iPhone』を手にするようになった。彼らはもちろん『iPhone』の凄さにはうすうす感づいているだろうが、まだその本当の凄さを目の当たりにしていない、といったところだろう。

ネットともケータイとも違うショッピングエクスペリエンスが味わえる

そんなこともあってか(いや、たぶん関係ないだろうが)、米アップルからワールドワイドプロダクトマーケティング、iPod担当シニアディレクターのスタン・イング氏が来日。『iPhone』や『iPod touch』で使えるアプリの数々を紹介してくれた。

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「iTunes Store」上にある「App Store」で真っ先に思いつくのはゲーム。でもそれにとどまらず「ホリデーシーズンに向けて生活を便利にしてくれる」(スタン・イング氏)アプリはまだまだたくさんあるという。今回はその中でも特に印象に残ったものについてお話ししよう。

まずはショッピング。

例えばアメリカのバッグや小物などのブランド「COACH」だ。正確には「Coach Gift Finder」と呼ばれるこのアプリ、その名の通り、X'masギフトなどを選ぶには便利なアプリ。

アイコンをクリックすると現われるのは「誰に買ってあげますか?」という選択画面。上から彼女、娘、妹、母親、妻と続く。その後、ようやくでてくるのが彼氏、息子……。やっぱりオトコは大変だ。ためしに「娘」を選ぶと次にでてくるのは「その人が好きな色」を選ぶ画面。そこで「BLUE&GREEN」を選択すると、このように「娘」にぴったりな「青系、緑系」の商品がずらずらと出てくる。気に入ったものがあったらクリックすると詳細がわかり、ストアの検索もできる。まあ、実際にストアに行くかどうかは懐との相談もあるが、今まで「今年のプレゼントは何を……」と頭を抱えていた男性諸氏には画期的なアプリかもしれない。

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時計メーカーのアプリもある。スタン・イング氏が見せてくれたのは「Jaeger-LeCoultre」のアプリ。ちなみにコーチですら高くて自分には関係ないのに、ましてはジャガー・ルクルトっていわれても……というあなた、大丈夫、こちらは製品だけでなく、ゲームもある。なんとムーブメントを組み立てるゲームだ。まずはビデオでネジなどの部品がどこに収まっているのかをしっかりと学習し、ゲームではそれらを決められた位置に決められた順番で配置する。画面のパーツも6個しかないので、まあカンタンだろうとナメテかかると全然うまくいかない。(デモなので決して本気ではなかったが)スタン・イング氏も何回かトライしてあきらめた。

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ちなみにこれらはともに無料だ。スタン・イング氏によれば最近では「顧客との密な関係を維持するために企業が積極的に『iPhone』用のアプリを作ることが多くなってきている」という。


一方、我々にとって身近な企業のアプリももちろんある。例えば、「楽天」が提供する無料アプリ「楽天検索 Drop Search」がそれだ。これなどは「楽天市場」のトップページと比べるとはるかにシンプル。

rakuten


またおもしろいところでは「NIPPON VISION」という都道府県から名産品がサーチできるアプリも紹介してくれた。

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これらはネットともケータイとも違うショッピングエクスペリエンスが味わえるアプリとして、今後、注目度が上がっていくだろう。

トラベル、ゲームでも本領を発揮する『iPhone』&『iPod touch』

さて、スタン・イング氏が上げてくれたもうひとつの「生活を便利にしてくれるアプリ」は「トラベル」。これについては「駅探 飛行機時刻表 国内線」「YADO-楽」「らく旅 英語」などいろいろ見せてくれたが、個人的にこれからの可能性を感じるのはやはりAR(拡張現実)を応用したアプリだ。

その一つが「東京の地下鉄」。ちなみにARなのでカメラが必要だが、こういうアプリを見ると、『iPod touch』で十分! という気持ちがグラグラとゆらいでくる。やっぱりそろそろ『iPhone』でしょうかね? ま、それはともかく、なにがおもしろいかというと、アプリを立ち上げるとどこにいても最寄りの地下鉄の入り口がある方角が表示されるのである。「地下鉄の入り口くらいわかる!」という人もいるだろうが、これ、ニューヨークの地下鉄(「New York Subway」)やパリの地下鉄(「Metro Paris Subway」)もある。初めての土地、しかも海外では特に便利だと思う。

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最後に「生活を便利にしてくれるアプリ」としてスタン・イング氏が挙げていたカテゴリーが「ゲーム」。こちらは同じく米アップルの
ワールドワイドプロダクトマーケティングiPod担当であるショーン・エリス氏からのプレゼン。加速度センサーやBluetoothを使ったマルチプレイなど、ゲーム機としての『iPod touch』や『iPhone』の楽しさがどんどん広がっているのはいうまでもないが、タイムリーなネタとしてひとつだけ。

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12月23日より公開が始まるジェームズ・キャメロンの「アバター」だ。このゲームは映画よりも20年前の時代設定となっており、映画をみたら2倍楽しいはずだ。

このクリスマスや年末に『iPod』の購入を検討しているなら、ちょっとだけ奮発して『iPod touch』を選択することをオススメしたい。なんといってもこれだけ生活が便利になって、これだけ遊べて1万9800円〜というのは驚異的だ。もちろん『iPod nano』(1万4800円〜)もいいし、やっぱり通話やいつでもどこでもネットにつなげることを考えたら『iPhone』なのだが、とりあえず『iPod』が欲しいという方はぜひ検討を。ちなみに今、アップルストアはX'mas仕様。オリジナルギフトラッピング(12月25日まで。400円)など、ホリデーシーズンならではの盛り上がりを見せている。

『iPod』なら海外ブランドのバッグや高級腕時計よりははるかに安くてみんなが喜ぶプレゼントになることは間違いない。

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■『iPod』、「iTunes」のページ
http://www.apple.com/jp/itunes/



プロファイル
編集・ミヤッチ(宮澤明洋)
DIMEではAV・IT系の記事を担当することが多く、長らく本誌「エディターズ・チョイス」の担当を務めてきたが、同編集部のフジ子に担当を譲ったこともあり、今回新しく始まったWeb版「エディチョイ2.0」を担当。Macと音楽をこよなく愛する。