
『VA711』
雑誌ライターに欠かせないのが取材、そして発表会や展示会での情報収集である。突発的な事態に対応できるよう取材用のバッグは1個に決めてあり、あらかた必要なツールはバッグに収めてある。私が使っているのはメッセンジャーバッグの『TIMBUK2』ある。とにかく頑丈でたっぷり収納できて、防水性が高く、開けやすく、ツールを整理しやすい、ショルダーストラップの長さ簡単に変えられる。デザインがオシャレと、まあ言うことなしだ。気になる点はフラップを止めるバックルを使わないときにカチャカチャあたって音がすることぐらい。普段はSサイズ、一泊二日にも対応できるLサイズも愛用している。
ところが最近、デジカメの性能が向上して一眼レフを持たなくてもいいことが多くなってきた。するとTIMBUK2『クラシックメッセンジャー/S』よりも小さなバッグが欲しくなる。そこで『クラシックメッセンジャー/XS』が候補にあがる、しかし、ボトムの横幅が26.1cmしかない……。それがどうした、と思われるだろうがこれが我々の仕事には重要なポイントなのだ。発表会の資料はA4サイズなので最低でも横幅はこれが収まる31cmは確保したい。でないと荷物が2つに増えてしまい不便きわまりないのだ。
薄くてシンプルでA4サイズのショルダーバッグを探したのだが、なかなかコレという品物に出会えなかった。それとは別に先日ゲットしたLEICA『D-LUX4』用のソフトケースも探していた。こちらはVANNUYSの『RICOH GR DIGITAL』用のケースにピタリと収まることが分かった。レンズの厚みがあるのでケースの厚みが5cm必要で、これがなかなかなかった。さらにストラップを付けたまま収納できる横開きというの気に入った。


VANNUYSと言えば、帆布やバリスティックナイロンを使ったヘビーデューティなバッグ作りで有名なメーカー。機能性、実用性、耐久性重視でさまざまなオプションを使ってカスタマイズできるのが特徴、さらにオーダーメイドまで対応するので、究極の一品を創り上げることもできる。私のイメージではゴツくて厚みがあってゴテゴテしたデザインと思っていたのだが、最近は女性誌とのコラボモデルなども作ってシンプルなモデルも増えてきたようだ。Webサイトを見ていると『手前から開けられる2Way薄型サブバッグ ショルダー&ウエスト』がシンプルでしかもLサイズならA4の書類がピッタリ収まることが判明した。これはいいかもしれない。いやいいに決まっている。そうだ渋谷の直営店に行こう! という流れになった。直営店には1個だけオリーブのLサイズが在庫していた。願ったりかなったりなので、素早く確保。サイズも質感も思った通りだった。手前からも開けられるフラップはアイデア倒れの感もあるが、使わなければいいので別に問題ない。

デジカメで撮影するには難しい色合いで、補正して本物に近づけた画像がコレ。実際はこれよりも色は濃い。これ以降の画像はかなり薄目の色なので心の目で補正して欲しい。


2Wayバッグなのでショルダーでなくヒップベルトにしてウエストバッグとしても使える。そのためストラップにバックルが付いている。このままでは、肩が痛そうなのでオプションの低反発クッション素材入りショルダーパッドをプラスして2310円プラス。
『iPod』とケータイはすぐに取り出せるようにポーチに入れておきたい。今まで使っていた物を流用してもいいのだが、せっかくなので『iPhone用セミフラップキャリングケース』の色味の近いワッシャーチャコールグレーを選択して1869円プラス。


ポイントはヘッドフォン用の穴が開いているので、フラップ閉めたまま使えること。『iPod touch』を入れた場合は厚みに余裕があり、ケータイもここに収まった。さらに嬉しいことに裏側にヘッドホン用のポケットがある。『iPod』を持ちながら、何度かヘッドホンを忘れた覚えのある私には見逃せない工夫だ。


ちなみに『カラフル携帯電話ケース』というのもあって、これはストッパーで止める方式なので『iPod』のヘッドホンを気にすることなく収納できる。さらに手提げのようなストラップでケースを固定するため、ショルダーバッグ以外にも使えそう。応用範囲の広さからもこれもゲットして1869円プラス。


本題に戻ると2WayバッグのVA711(名前が長いので型番で表記)は、外ポケットがフラップ側に2個ある。逆側に1個、そして内側に3個。これだけあれば整理には困らない。内側の大きなポケットは近い将来『Windows 7』を搭載したネットブックが入る予定。取材ツールを入れてみるとピッタリ収まる。資料が多いとちょっと厳しいかもしれない。


その気になれば、外側に2個のポーチをさらに、ショルダーストラップにポーチを増設することもできる。そこまでやるとゴテゴテになるので、1個にしとくけど。ちなみにポーチは付属のカラビナを使って、Dリングに吊ることも可能だ。


今まで使っていた『クラシックメッセンジャーバッグ/S』と比較するとサイズはあまり変わらないように見える。しかし、底部を比べるとかなりスリムなことが分かる。バッグだけの重さで実測400g近く軽くなった。


実際に肩からさげてみると、かなりシンプルなデザインだ。生地が固めで何も入っていない状態でも型くずれしない。今まではナイロン製で柔らかいので何も入れないとヨレヨレな感じで資料も薄いと折れそうになった。

せっかくなのでウエストバッグにしてみた。肩に負担がかからずにラクだがすぐに中身を取り出すことができず、重いものを入れた場合は腰に違和感が…… 休日のお散歩用に適していそうだ。
結局、次々とオプションや、ポーチを買ってしまい予定より散財してしまったが、思い描いていた理想のミニマム取材用バッグが出来上がった。まだ実戦に投入していないため評価はできないが、各部の作りはよくタフな感じだ。きっと期待通りの働きをしてくれるに違いない。同社のWebサイトでは毎週新製品を発表するらしいので、また衝動買いしないように気を付けよう。そうか見なければいいのだ。しかし、ユーザー登録したので画像入りのメルマガが私を誘惑するのだ(※メルマガは希望者だけに配信されるシステム)。
VANNUYS『手前から開けられる2Way薄型サブバッグ ショルダー&ウエスト/L グリーン VA711』

【SPEC】
●幅310×高さ220×奥行き55mm。本体素材=表面/6号帆布ストーンウォッシュ。中面/8号帆布。付属品=ショルダーベルト。価格=1万3440円
■VANNUYSのホームページ
http://www.vannuys.co.jp/
川野剛
カメラマンに憧れ中1で押し入れ暗室にこもる。高校で写真部部長。コピーライターとなるが、会社を辞め単身カナダに渡りアウトドアインストラクターを目指す。帰国後、AV、家電、デジカメ、Macの好きなライター稼業を続ける。家事検定3ツ星、NPS会員。
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